LEGO !!
レゴって、最高のオモチャだね。


 今回はすこし趣を変えて、愛しいLEGOについてです。LEGOは、完全に僕の趣味の世界なので、ドイツには関係ありません。強いて言うなら、LEGOの生まれたデンマークがお隣の国であるってぐらいですね。LEGOワールドは、必ず行かねばなりません。

ブルドーザー。工事現場シリーズの要。

 LEGO社は1932年に、大工の棟梁であった、オーレ・キアク・クリスチャンセン(Ole Kirk Christiansen)によって設立されました。木製のヨーヨーなどでブレイクし、第二次世界大戦後には、高品質の木製おもちゃメーカーとして国内で評価されるようになりました。
 そんな中、プラスチックに将来性を感じたオーレは、プラスチック製のおもちゃの生産をはじめ、1949年に「オートマ・ビンディング・ブロック」という、現在のレゴ・ブロックの前身となるブロックを発表します。しかし、時代が時代だけに、プラスチック製品が、美しい木製のおもちゃに勝つことは難しく、返品が続く毎日でした。



イースターバージョン。ミルカのチョコとセット。
この部品点数の少なさに惚れ惚れ。

 創始者であるオーレ・クリスチャンセンが他界した後、レゴ社は息子であるゴッドフレッドによって引き継がれました。彼は、さらに研究を重ね、国内外を問わず「レゴ・ブロック」の支持はどんどん高まりました。当時ドイツには、伝統の木製おもちゃがあり、外国のおもちゃは成功しないといわれている「おもちゃ大国」でした。しかし、このレゴ・ブロックの勢いは、ゲルマンの壁を越え、ドイツからも注文が殺到するようになったのです。

 今でもドイツのおもちゃ屋に行くと、ドイツ伝統の木製のおもちゃあり、新しい流行モノのおもちゃあり、そして、我らLEGO達も多くの売場を占領して、貫禄を発揮しています。



スノーモービル。オレンジが眩しい!!

 レゴ社の基本原則として、「子どもの遊びに最もよいシステムだけを可能な限り追い続けること」があります。完全なシステムだけを供給することで、飽きのこない、想像力を触発するモノとなり、性別や年齢を超えて、世界各国で広く親しまれるようになったのだと思います。無限の可能性を感じさすLEGOは、最高のおもちゃです。

 プレエステIIやポケモンが、いくら破竹の勢いであったとしても、10年後に残っているとは、思えません。確かに、目新しい最新技術モノには心惹かれます。が、それだけでは、物足りないでしょう。シンプルで完全なシステムだけが、生き残っていくのです。だからといって、LEGOも開発を止めて、温泉にのんびり浸っているわけではありません。新しい技術を取り入れ、貪欲に可能性を探っています。PCを使って遊べる、ドキドキするようなLEGOも出ています。僕にとっては、ちょっと値が張るので、購入には至っていないのですが、いつか手に入れたいものです。



やっぱり、このシンプルさが最高。

 少し前に日本でもLEGOブームが来た!と聞きましたが、日本はいつもそうです。流行って、そして廃れる、、、。天下のLEGOも日本の流れには逆らえないのでしょうか?いや、プラモ文化がある日本では、LEGOも廃れることは無いと信じています(プラモとLEGOに共通のモノを感じるのは僕だけでしょうか?)。

ただ、日本では、子どもより大人に人気があるような気がします。子どもにファミコンならまだしも、PCなど買ってやる必要などありません。これからの世の中、PCひとつ操れないようでは生きていけない!だから小さな頃からPCに慣らすのだ!なんてお笑いぐさです。こんな時代だからこそ、LEGOなのです。


大量のLEGOなど必要ありません。ひとつでも十分遊べます。むしろ少ない方がより楽しく、充実したLEGO時間を過ごすことができます。さぁ、みなさんLEGOを買いに行きましょう。そして日頃使わない頭をグルグルまわして、LEGOの世界に突入しましょう(笑)。


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