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うみぃ〜〜は〜よ〜〜、うみぃ〜は〜よぉ〜〜。
でっかい、うみぃ〜はぁ〜よ〜〜〜。

 ってことで、演歌「おやじの海」発祥の地、直島へ行って来た。
直島は、瀬戸内海に浮かぶ、小さな香川県の島。高松港から、コンコンとフェリーで1時間足らず。岡山県宇野港からだと、フェリーで20分。直島は、瀬戸大橋の餌食になってないだけに、期待が膨らむ。

 さて、今回は「おやじの海」のルーツを探る旅!ではなく、直島にある、ベネッセ美術館チェックの旅なのだ。「なかなか、いいよ〜」って噂は聞いていたので、四国の民として、見なくてはならない。ましてや美術好きなのに、見てなかった事が恥ずかしい。いそいそと島へ向かう。



 直島の港に到着。なんともこじんまりとした港だろう。気持ちがよい。
フェリーから美術館は見えていたので、そっちの方へジムニーを走らせる。と言っても、迷う程道は無いのだ。ルンルンと軽快に走ること数分、浜へ出た。綺麗な海だ。おまけに静かである。ホオジロも飛び交う。

 しかし、ここでチョット迷う。美術館へ向かう道が無い。怪しい道はあるのだか、入り口に門があり、「直島文化村」って書いてある。おまけに「大人1000円」とまで明記してある。むむむ!なんじゃこりゃ。黄色いカボチャの作品を触りながらしばし悩むも、ここへ突っ込んで行くことに決めた。美術館は目の前なのだ。

 入ってみて分かったのだけど、なんのことはない、ここいら一帯が「直島文化村」と言われるベネッセの領地なのだ。「大人1000円」には、キャンプ場など施設の使用料と、美術館の入館料も含まれてるって寸法らしい。なるほど、スッキリと整備され綺麗なはずだ。美術館へ向かう途中にも、あれこれと作品が見える。人も少なく、街の喧噪とはかけ離れた環境だけに、すぅ〜っと心が安らぐ。


 美術館へ入ると、なかなか愉快な作品に出会える。日本人作家の作品に触れられるのも嬉しい。「Naoshima Contemporary Art Museum」と言うだけあって、80年代後半からの作品が多く、四国では珍しい。

 しかもこの美術館、なかなか曲者である。美術館内のCafeからは海が一望でき、外で風に吹かれながらのコーヒーは格別。更にこの美術館には、ホテルまで付いてる。静かで眺めは最高、部屋から美術館を散歩などと贅沢なことまで可能。泊まりたい気持ちはあるが、金は無い。またの機会にしよう。

 おまけに、露天風呂の作品もあるので、予約しておけば入ることができる。波打ち際のジャグジー。気持ちよさそうだ。





 美術館を出て、次なる目標は「直島・家プロジェクト」。これは、直島にある古い家屋を作品化したプロジェクト。「直島文化村」を出て、家プロジェクトのある本村地区へ向かう。狭い路地に入って行かなくてはならないので、車を停めて歩いて行く。この町並みがとてもいい感じ。活気は感じられないが、しっとりとして、落ち着いた印象がある。チラチラ覗く家の庭も、丁寧にそして上品に手入れされている。



 ドキっとしたのが、護王神社。ガラスの階段の美しいこと。しばし見とれてしまう。

 直島は、車だと、くるりと簡単に回ってしまえる島だけど、実力は凄まじい。瀬戸内海の恵みに、日本の古い町並みや家屋、神社、それらの日本の伝統的文化に、新しい建築、美術が解け合ってるバランスが気持ちいい。みなさん、この夏は直島に決定ですね!

 最後に、直島文化村近くにある、つつじ荘は外せない。このつつじ荘の前には、「おやじの海」の歌詞が書かれていて、ボタンを押すと、「うみぃ〜〜はぁ〜〜よぉ〜〜〜〜」と超大音量で歌いだす。愉快なので押して見ましょう。


ベネッセの直島文化村オフィシャルサイトはこちら



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