京都へ行ってきました。
キター!コイツが見たかったのだ。白い砂を台形に盛った砂の山。その名も向月台(こうげつだい)。この上に座って東山に昇る月を待ったとか待たないとか。こんなカッコイイものが室町ではないにしても、江戸時代からあったとすると、日本には独特の洗練され、突き進んだ美的感覚があったんだなぁっとニヤリとしてしまう。
庭を見てみると、これまた凄い。苔のせめぎ合いに岩の配置や木々の枝振り。どこまで計算しコントロールしているのか…。すげー。ぽろりと置いてある苔の見本がかわいい。苔の世話をしている人の「ラブ☆苔」精神が伝わってきますな(^-^
おみくじの発祥の地といわれ、引いたおみくじはズバッと大吉!その辺のふぬけたおみくじと違い、大凶まである根性おみくじでの大吉は嬉しい(^-^ 本場のおみくじは、良いヤツをくくって帰るらしいので、泣く泣く大吉を結んできた。悪いと結ぶこの辺の正月の風習と逆だな。
おぃおぃ、苔なら苔寺の西芳寺でしょって声は聞こえないふりをして、向かうは大徳寺。お茶つながりで利休の切腹の原因となった門を見に行ったわけでは無く、苔を見過ぎたので今度は枯山水でもってことで大仙院へ。じわじわと歳をかさねると煩悩が少なくなるって意味らしい庭の岩を見つつ、少ないけどデカクなってるじゃん!とか言いながら、あれもこれも国宝ですって説明にうんざり。これは国宝だぜ!って看板とかダサくて気が滅入る。
やっぱり京都は良かった。日本の良いところをグッと凝縮して見られた感じがする。殿様が金をかけて文化を育て、職人もプライドを持ってやり遂げる。今でもその気概は京都に根付いてる感じがして嬉しい(^-^ |